studio
Posted:
2026/2/27
Studio料金プランの選び方

1. はじめに:プラン選びは、Web戦略そのものかもしれません
StudioでWebサイトを構築する際、多くの方が最初に突き当たる壁が料金プランの選択です。しかし、月額費用という目に見える数字だけでプランを決めるのは、ビジネスの成長を止めてしまうリスクがあります。
Studioの料金体系は、2024年末のアップデートを経て、よりビジネスの規模と目的に即した5つのプランへと整理されました。現在の仕様において、プラン選びは単なるコストの比較ではなく、そのサイトで誰に、何を、どれだけ届けるかというWeb戦略そのものであると言えます。
NISTAがこれまで数多くのプロジェクトに伴走してきた経験から、各プランの特性と、後悔しないための判断基準を詳しく解説します。
プラン名 | 特徴 | 適した用途 |
|---|---|---|
①Free | 無料で全機能試用可能 | 制作の練習、社内でのデモ確認 |
②Mini | 独自ドメイン最安値 | 1枚完結のシンプルなLP |
③Personal | ブログ・お知らせ更新が可能 | 中規模サイト、コーポレート |
④Business | 高機能・高制限 | 大規模サイト |
⑤Business Plus | 大規模メディア・チーム運用 | 膨大なコンテンツ、高度な管理 |
2. 5つのプラン詳細とプロの視点

① Freeプラン
料金:無料
対象:初めてWebサイトを作成する個人や、本契約前のテストプロジェクト
ページ数上限:50ページ
独自ドメイン利用不可(studio.siteサブドメイン) /
Studioバナー表示
CMSアクティブモデル数:3
CMS公開アイテム数:100
月間Visitor数:1,000
基本的なフォーム機能(回答数100件まで)
【NISTAの視点】
広告運用をしていない間の公開などがメインです。公開自体は可能ですが、GA4(Googleアナリティクス)やGTM(Googleタグマネージャー)などの分析ツールが使えない制限があるため、基本的におすすめしません。あくまで操作感の確認や、本契約前のデザインプレビュー用としての活用に留めるべきプランです。
② Miniプラン

料金:月額 590円(年払い換算)
対象:1枚完結のLP(ランディングページ)や、シンプルな告知ページ
ページ数上限:2ページ(+404ページ)
主な特徴:独自ドメイン利用可能
tudioバナー非表示
CMSアクティブモデル数:3
CMS公開アイテム数:100
月間Visitor数:2,000
GA4・GTM連携可能
【NISTAの視点】
広告運用に特化した集客用LPであれば、このプランが最もコストパフォーマンスに優れています。独自ドメインが使えるため、広告のリンク先としての信頼性も確保できます。 ただし、ページ上限2枚という制限には注意が必要です。トップページとサンクスページ(問い合わせ完了画面)を作ると、それ以上は増やせません。プライバシーポリシーなどをどう配置するか、制作側の情報整理力が問われるプランです。また、月間2,000Visitorという上限は、本格的な広告運用を行うには非常に少ない数値です。アクセスが集中するとすぐに制限に達する可能性があるため、流入見込みに合わせた慎重な検討が不可欠です。
③ Personalプラン

料金:月額 1,190円(年払い換算)
対象:ブログや実績紹介を自社で更新したい小規模・個人事業
主な特徴:ページ数上限:150ページ
CMSアクティブモデル数:5
CMS公開アイテム数:1,000
月間Visitor数:20,000
フォーム回答保存数:1,000件
サイト全体のパスワード保護機能
【NISTAの視点】
お知らせやブログを自社で更新し、SEO(検索流入)を強化したい場合に最適なプランです。Miniプランでは不可能な、ページを増やしてサイトを育てる運用が可能になります。専門的なコラムや実績を蓄積することで、広告に頼り切りにならない自力で集客できるサイトを目指すなら、ここがスタートラインとなります。
④ Businessプラン

料金:月額 3,980円(年払い換算)
対象:本格的な集客を行うコーポレートサイト、サービスサイト
主な特徴:ページ数上限:300ページ
CMSアクティブモデル数:10
CMS公開アイテム数:5,000
月間Visitor数:400,000
フォーム回答保存数:10,000件
301リダイレクト機能
チーム内権限管理(公開設定を除く制限が可能)
【NISTAの視点】
本格的な集客を目的とする法人案件では、このプランが標準です。選定の大きな理由は、CMSのアクティブモデル数にあります。モデル数に余裕があることで、お知らせ、実績紹介、サービス詳細、スタッフ紹介など、多角的なコンテンツ展開を一つのサイト内で無理なく管理できるようになります。また、月間Visitor数400,000という許容量により、広告運用でアクセスが急増しても安定運用が可能です。チームでの共同編集において、デザインを壊されないよう編集権限を制限するといった、企業組織としての安全な運用が可能になる点も大きなメリットです。
⑤ Business Plusプラン
料金:月額 9,980円(年払い換算)
対象:膨大なコンテンツを持つメディア、ブランド価値を重視する大規模サイト
主な特徴:ページ数上限:300ページ
CMSアクティブモデル数:30
CMS公開アイテム数:15,000
月間Visitor数:1,000,000
優先カスタマーサポート
監査ログ(アクティビティログ)30日間保持
カスタムヘッダー
【NISTAの視点】
複数の事業部が関わる大規模サイトや、膨大なアーカイブを掲載する場合に適しています。CMSの公開枠が15,000件と多いため、数千ページ規模の情報を整理するプロジェクトでも余裕を持って対応できます。さらに誰がいつ編集したかを追えるログ機能があるため、多人数で運用する際のセキュリティと信頼性を担保できる選択肢です。一般的なコーポレートサイトや集客を目的としたLP運用の場合は、多くの場合でオーバースペックとなります。
3. 運用現場で見落としがちな3つのリスク
1. フォームの回答保存数とビジネスチャンス
プランごとにダッシュボードで閲覧できる回答数に上限があります。広告運用で反響が大きくなった際、上限を超えた回答は確認できなくなるため、機会損失に直結します。想定される反響数から逆算したプラン提案が必要です。
2. Visitor数ベースの課金体系への適応
現在のStudioは訪問者数(Visitor)でカウントされます。同じ人が何度もサイトを見ても1と数えられるため一見効率的ですが、SNSでの拡散やテレビ露出などで一時的にアクセスが集中した際のVisitorアドオンの準備など、戦略的な監視が欠かせません。
3. 下位プランへのダウングレード制限
一度CMSアイテムを大量に登録したりページを増やしたりした後にプランを下げようとすると、上限を超えたアイテムが非公開になるなど、サイトの表示に深刻な影響が出る場合があります。将来の拡張性を見据えた初期選定が、長期的なコスト削減の鍵となります。
まとめ 年間コストとリターンのバランスで選ぶ
Webサイトの維持費を考えるとき、月額数百円の差に目を奪われがちですが、本当に見るべきはサイトがもたらす利益とのバランスです。
Miniプラン(年額約7,000円)とBusinessプラン(年額約48,000円)の間には、年間で約4万円の差があります。しかし、Businessプランを選択することで、広告アクセスの取りこぼしを防ぎ、モデル数を増やして情報の網羅性を高め、権限管理によって誤操作のリスクを低減させることが可能です。これらは、たった1件の成約や、数時間のトラブル対応コストで十分に回収できる金額です。
安価なプランで無理な運用を行い、いざという時にサイトが止まってしまう損失こそが、ビジネスにおいて最も避けるべきコストと言えます。
自分たちの事業にとって、どのプランが最も投資対効果の高い選択になるのか。NISTAは、正確なスペック理解と豊富な運用実績に基づき、お客様のビジネスに最適な解を導き出します。プラン選定から戦略的なWeb運用まで、迷いが生じた際はぜひ一度NISTAにご相談ください。お客様のWeb投資を、確実な成果へと繋げるパートナーとして伴走いたします。
この記事を執筆したメンバー
Profile
阿曽 友騎
TOMONORI ASO
紙媒体の広告からWebまで、デザイナー・ディレクターとして20年以上のキャリアを持つ。長年、第一線でビジネス課題を解決する、伝わるデザイン」を追求。「NISTA」を設立。
SEO検定3級


